徒然日記

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現在行っている改装工事のニュースリリースです。

去る 3月18日に 改装工事について行ったプレスリリースを転載いたします。

 

京都の旅館・すみや亀峰菴を 現代美術家・柳幸典氏が大規模リノベーション  京丹波の職人も参加。現代アートと伝統の技が織りなす 稀有な空間が誕生

 

第1期工事で200平米のロビー&ギャラリーが完成  4月26日からリニューアルオープン  第2期工事で現代アートを体感できる140平米の特別宿泊室が今秋に完成予定

株式会社すみや亀峰菴(本社:京都府亀岡市、代表取締役社長:山田智)は、世界的に活躍する現代美術家・柳幸典氏とのコラボレーションにより大規模なリノベーションを行いますので、お知らせいたします。本リノベーションの特徴は、柳氏が京丹波に在住する日本屈指の職人たちとともに、現代アートと伝統の技が織りなす稀有な空間を生み出すことにあります。

 

本リノベーションを記念した宿泊プランは以下URLをご覧ください。

https://reserve.489ban.net/client/sumiya/0/plan/id/104674/stay?noSearch=1

 

(1) すみや亀峰菴のリノベーションの概要

 

柳幸典氏の構想によるすみや亀峰菴の大規模なリノベーションは2期に分けて行われます。まず200平米のロビー&ギャラリーの工事を完成させ、2021年4月26日からリニューアルオープンいたします。設計は、柳幸典氏と彼の建築チーム「YANAGI+ART BASE」(協力:広島大学八木研究室)が担っており、鉄の素材を大胆に使用するなど柳氏の作品らしさが存分に感じられる内装となります。その後、柳氏が手掛けた犬島精練所美術館(岡山県)における鉄の回廊を想起させるような140平米の特別宿泊室が今秋に完成する予定です。

 

リノベーションには、柳氏とともに、左官職人・久住章氏や陶芸家・石井直人氏、和紙職人・ハタノワタル氏など、京丹波に在住する日本屈指の職人たちが携わっています。久住氏は千利休が建てた国宝の茶室「待庵」における土壁も再現します。

 

ロビーのエントランスには、柳氏とのコラボレーションの象徴として、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」を引用した作品(国旗や紙幣などの砂絵を蟻に掘り崩させる「アント・ファーム」シリーズの一つとして制作)Study for Japanese Art -Hokusai-が常設展示されます。

柳氏によるすみや亀峰菴リノベーションのアイデアスケッチ

 

(2)リノベーションに際してのコメント

 

● すみや亀峰菴・代表取締役社長 山田智(やまだ・とも)からのコメント

 

すみや亀峰菴のロビーのリニューアルは、長年にわたる大きな経営課題でした。

 

2007年に、京都のおくどさんのある台所「走りもと」を再現したダイニング、松のなぐりの床や唐紙などを活かした露天風呂付客室5室、竹木舞の茶室、左官・木工・漆芸など、日本の匠の技をふんだんに取り入れて改装を行っていました。私たちが打ち出す次なる一手として、世界的に活躍する現代美術家・柳幸典氏にロビー&ギャラリーを託すこととしました。

 

すみや亀峰菴は旅館業に対する固定観念に縛られず、常に進化を続け、新しさや意外性を取り込みながら、旅館の在り方やお客様に提供できる価値とは何かを追求してきました。「旅館だから古風な空間」と安直に考えずに、旅館と現代アートがコラボレーションすることで、これからの旅館・新たな価値が生まれることを期待したのです。この度、柳幸典氏に空間デザインを手掛けてもらうことにより、過去・現在・未来と伝統の魅せ場を演出し、これまでのお客様はもちろん、様々な方に旅館を新しく楽しんでいただける「主客ともに楽しむ」旅館を目指します。

お客様を迎えるすみや亀峰菴の茅葺き門

 

● すみや亀峰菴・取締役副社長 兼 アートプロジェクト統括担当 井野毅(いの・たけし)からのコメント

 

柳幸典氏との出会いから2年以上の月日が経ちました。瀬戸内海の直島・犬島・百島と渡り、柳氏の作品と彼の軌跡を辿りました。「柳の仕事にはどれをとっても、活き活きとしたユーモアの感覚が通奏低音のように響いている。鑑賞者に正面から問題をつきつけることも珍しくないとはいえ、柳の作品はそればかりではなく視覚的魅力によってひとをひきつけ、ときにはとても愉快な気分を味わせてくれる※」とリン・ガンパートが述べているとおり、私は柳氏の作品にユーモラスさや明晰な批評性、深淵な思想を感じ、心動かされました。そして「作品を購入するだけではなく、この旅館でギャラリーを設計していただこう!」と決めました。

 

すみや亀峰菴には年間おおよそ2万人ものお客様にお越しいただいていますが、美味しい料理や温泉、癒しの空間に加え、ギャラリーが新たな魅力となることでしょう。すみや亀峰菴が日本の旅館という存在を演出する新たな一歩となることを確信しています。また、今以上に、若年層や海外の方との旅館の価値の共有が進むこと、旅館内の組織活性化(現代アートによる新しい見方や刺激、客層変化に合わせたサービス)などが起きることも期待しています。

 

※柳幸典『ワンダリングポジション』(2016年、BankART1929発行)のリン・ガンパート「柳幸典・海図なき領域」(1992年、フジテレビギャラリー発行より転載)より引用

 

(3)すみや亀峰菴が現代アートに取り組む背景・趣旨

 

老舗旅館「すみや亀峰菴」は、木炭商「炭屋」として長くこの地で商いを続けてきました。1955年京都府亀岡市にて「湯の花温泉」の看板を初めて掲げ、旅館を創業。ジョン・レノンとオノ・ヨーコ、松田優作なども宿泊。「古(いにしえ)を新しく楽しむ」という経営姿勢のもと、温泉や和の室礼、四季折々の料理など、日本の伝統の良さをお客様に体験いただくことに加えて、ソムリエを置いた本格的なワインの提供やアーユルヴェーダなど、旅館業にとっての意外性や新しさを組み合わせることで旅館の在り方を更新してきました。現代アートとのコラボレーションもこうした経営姿勢に基づくものとなります。

 

 

● すみや亀峰菴のアートディレクター(スタートPR合同会社代表) 島林秀行(しまばやし・ひでゆき)からのコメント

 

「ホテル」と現代アートを組み合わせる取り組みはよく見られるようになりましたが、現代美術家が「旅館」で作品展示するだけではなく、「旅館」の空間そのものを構想し、実際に作り上げるケースは珍しいと言えます。前例がそうない中、すみや亀峰菴は、現代アートと伝統を高度に共存させた空間作りに果敢に取り組む姿勢を持っており、今後、「旅館×現代アート」という領域での先駆的存在となっていくと考えられます。

 

今回の柳氏との「骨太なコラボレーション」は、単に宿泊業における現代アートの流行に乗ったわけではありません。すみや亀峰菴の「旅館という古(いにしえ)・伝統を新しく楽しんでほしい」という首尾一貫した経営姿勢に基づいており、柳氏と2年以上にわたって話し合ってきた経営層の深い理解があったからと言えます。

 

● 駐日オーストリア大使 エリザベート・ベルタニョーリ氏からのコメント

 

すみや亀峰菴のオーストリアワインにかける情熱は素晴らしい。20年以上前からオーストリアワインを提供しており、日本一の販売量を誇ります。現地ワイナリーとの繋がりも深く、日本においてオーストリアワインを語るのに欠かせない場所です。

ミネラリーでフレッシュな酸、そしてコクのある旨味をもつオーストリアワインは他のどんなワインよりも伝統的な和食に寄り添います。すみや亀峰菴の料理とオーストリアワインとの出会いは、多くのワインラバーや美食家を楽しませてきました。

これからは、現代アートとすみや亀峰菴との素晴らしい出会いが、さらに多くの人々を楽しませてくれるに違いないでしょう。

 

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